化粧品業界はいま

日本の化粧品産業の現状
- 日本のOEM企業が支える化粧品市場の未来
国内市場で株式公開している上場企業の中には、一般向けの化粧品を製造・販売する企業だけではなく、専門市場向けの商品を手掛ける企業も存在します。たとえば、ミルボン様は美容室専用のヘアケア製品やヘアカラー剤を製造・販売する化粧品メーカーであり、日本色材工業研究所様は化粧品の受託製造を専門としています。

日本の化粧品業界の大きな特徴は、上位企業が市場の大部分を占めていることです。『週刊粧業』の調査によると、トップは資生堂様、続いて花王様、P&G様、コーセー様、カネボウ化粧品様と続きます。一方で、この業界には独自のブランドを立ち上げる新興勢力も多く存在します。しかし、上位企業のシェアが大きいため、新興企業が市場での影響力を拡大しづらい傾向があります。
・国内化粧品メーカー売上高
企業名 | 2023年売上高 | 特色 | |
---|---|---|---|
1 | 資生堂 | 277,358 | 日本発のグローバル化粧品ブランドです。 |
2 | 花王 | 181,150 | サステナビリティを軸に、世界中で日常生活を支える消費財ブランドのリーダーです。 |
3 | P&G | 123,684 | 日用品から美容まで、世界中で生活を支えるグローバル消費財メーカーです。 |
4 | コーセー | 112,469 | 高付加価値の化粧品を中心に、革新性と品質を追求する日本発のグローバルブランドです。 |
5 | カネボウ化粧品 | 103,898 | 花王グループ。高品質なスキンケアとメイクアップを提供する日本の化粧品ブランドです。 |
6 | ロート製薬 | 83.802 | 医薬品からスキンケアまで、健康寿命の延伸を目指す革新的な製薬企業です。 |
7 | 日本ロレアル | 72,500 | 世界最大の化粧品グループの日本法人として、美の革新と多様性を追求しています。 |
8 | ユニリーバ・ジャパン | 59,604 | サステナビリティを軸に、世界中で日常生活を支える消費財ブランドのリーダーです。 |
9 | アルビオン | 58,142 | 高級感と独自のスキンケア哲学を持つ、日本発のプレミアム化粧品ブランドです。 |
10 | ポーラ | 54,562 | 高品質なエイジングケアと美白化粧品を中心に、訪問販売や個別対応で顧客に寄り添う日本の化粧品ブランドです。 |
また、化粧品の製造においては、受託製造(OEM)企業の役割も重要です。国内の化粧品受託製造市場(事業者売上高ベース)は近年拡大しており、2023年度には3,456億円に達しました。
日本のOEM企業は、たとえばメイクアップ商品の色素特性と温度条件を活かした色調整技術や、パウダー製品の充填技術、豊富な医薬部外品承認品目の保有など、製品化に必要な高度な技術を有しています。
高品質・高機能な製品を継続して生み出すためには、化粧品販売メーカーと受託製造(OEM)企業の連携がますます重要になっています。
お客様の化粧品ビジネスを、花島シーマンが全力でお手伝いします。
ご依頼通りの製品を化粧品受託製造することはもちろん、お客様のご要望を伺いながら、製品コンセプトの立案や処方開発のサポートも行っております。
他社商品との差別化を図るためには、明確なコンセプトを打ち出すことが重要です。花島シーマンが持つ豊富な化粧品受託製造の経験を活かし、貴社ブランドの価値をさらに高めるお手伝いをいたします。
製品開発についてお困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。